来客へのおもてなし

日本茶の文化

お茶で来客をおもてなしする文化

来客時にお茶を出す習慣は、日本のおもてなしの文化の一つとして重要です。
石田三成が豊臣秀吉に対して出したお茶の逸話は、おもてなしの真髄として今日まで語り継がれています。
茶道の世界では、一期一会の精神で表現されることもあります。
一期一会とは、一生に一度しか会わないと考えて、誠心誠意のおもてなしをすることです。
一期一会の精神は、来客に対応する際の基本として、今日でも大切にされています。
来客との関係が気まずい場合であっても、お茶を出すことによって、雰囲気が明らかに違ってきます。
話をするよりも、最初に茶葉の芳香や旨みを楽しんでもらうのも趣向の一つです。
もてなす側の心配りが細部にまで行き届いているようであれば、自然と意思疎通ができるようになります。
お茶を淹れる際には、最低限の作法も必要になります。
茶碗に注いでから運ぶまでの全ての所作には、繊細な配慮があります。
無駄がない動作をすることによって、最も美味しい状態で提供することもできます。

来客にはおいしいお茶を

日本では、お客様がいらしたときには、必ずと言っていいほどお茶が使われます。
しかし、最近では、お茶を急須で出す人も減っているようで、ペットボトルで売られているタイプを利用している人も少なくありません。
ペットボトルのものもおいしいのですが、やはり、お茶の葉からいれることが来客へのおもてなしの第一歩になるでしょう。
お客様にお出しするお茶は、上等な茶葉を使ってください。
お湯は少しぬるめで60度から80度くらいがよいでしょう。
熱すぎると渋み苦味が出てくるので注意してください。
コツは、人数分の湯飲みにお湯を入れてあたため、茶葉を入れた急須にもどすこと。
こうすると、ちょうどいいお湯の量がはかれるだけでなく、温度も適度になるからです。
急須から注いだら最後の一滴までしっかりと湯のみに出してください。
茶葉の独特な香りとまろやかな甘みがぐんと引き出されます。
来客された方には、和菓子と一緒にお出しするとさらによろこばれるでしょう。

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Last update:2017/1/24

 

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